心筋梗塞

心筋梗塞の原因

心筋梗塞の原因の一つは、冠動脈の通り道が狭くなったり、完全に詰まって血液の流れが滞ってしまったりすることが原因です。

心筋梗塞の症状

胸部、みぞおち、心臓の奥の方に締め付けられるような激しい痛みがあります。
心臓から放散(ほうさん)する神経の影響で、胸部以外の部位にも痛みや不快感を感じることがあります。
典型的な例として、左腕や脇の下の痛みが挙げられます。
その他、冷や汗、吐き気、嘔吐を伴う場合もあります。
前兆なく突然発症することもありますが、1〜2ヶ月前に胸に圧迫感や痛みを自覚することがあります。
違和感を感じたらすぐ受診してください。

心筋梗塞の原因

冠動脈の通り道が狭くなったり、完全に詰まって血液の流れが滞ってしまったりすることが原因です。
冠動脈の血管壁に脂質やカルシウムが蓄積することで、血管内径が狭くなったり、内腔が完全に詰まってしまったりすることで起こります。この狭窄や閉塞によって、心筋への血液供給が不十分になり、心筋梗塞や狭心症などの症状が引き起こされるのです。

心筋梗塞の診断

心筋梗塞の診断には、血液検査、心電図検査、レントゲン検査、冠動脈造影検査を用います。

  • 血液検査
    心筋梗塞により「心筋」の一部が壊死すると、血中にクレアチンフォスフォキナーゼ(CPK)、CK-MB、トロポニン、BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)などの濃度が上がります。
  • 心電図検査
    心筋梗塞特有の波形の変化がみられます。その波形を基に血管のつまりや範囲などがよめます。
  • レントゲン検査
    胸部X線写真(レントゲン)では、心筋梗塞による肺のうっ血などが分かります。
  • 冠動脈造影検査
    カテーテル(細い管)を、冠動脈に挿入し、造影剤を注入し撮影します。 血管の詰まりの程度が分かります。
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